撮るか撮らないか
9日に開催された、旧門司文化服装学院での、「9」投影会。 谷本仰さんとの共演。
ほぼほぼ即興で谷本さんが生み出す音楽たち。 その音によって、なんだか写真の世界がどんどん現実感を帯びていくように感じた。 写真が孕んでいた怖さだったり、世界で起きてることだったり。 そしてもちろん、今生きてる喜びだったり。
写真に写る、水俣の溝口さんや沖縄の博治さん、福島のさえちゃん、広島の小野瑛子さん。 その方たちの闘いが、美しく伝わっていった。 そして後半憲法9条への思い。 これはもう、本当に守りたいんだという、自分への覚悟が募っていった。
音楽の力はすごい。
トークの中でもお話したように、写真って撮るか撮らないか。 撮ることで扉が開き、人生が変わっていく。 きっと、いろんなことがそう。
このイベントに来てくれて、この時間を共有してくれたことも。
伝える側の努力は本当に大事だと思った。 それは、自分へ突きつけられるもの。伝えることは作品。
谷本さん、牧師さんということもあって、その懐の深さ温かさに、ものすごく心地よい安心感をもらいながらお話しさせてもらいました。 話しながら思考が深まっていくような。
築70年という旧門司文化服装学院。光と時間が溢れてた。 住人であり主催者のカジタさん、イベントを作ってくれた谷瀬さんやまよみさん、参加してくれた皆さんの それぞれの思いに包まれました。 本当にありがとう。