新月の変容
マリアのHULAと私の写真、「新月の変容」。 打ち合わせを重ねてる。 このセッションをすると決めた時から、私の中で変容が起こってる。 自分を認めること。 自分の価値を自分が認める。 マリアとのやりとりの中で、マリアのHULAを通して、私の写真の意味に気づかされる。 ...
「みな、やっとの思いで坂をのぼる」
水俣の永野三智さんが本を出された。 「みな、やっとの思いで坂をのぼる」 ページをめくると、 「故溝口秋生先生に捧ぐ」と。 涙が溢れて止まらない。 深呼吸して、泣かずに読む。 終わった話じゃないのだ。 思い出せば、のどかで優しい空気が漂う水俣。 ...
小野瑛子さん
小野瑛子さんが亡くなられました。 5歳で広島原爆にあわれ、お父さんとお姉さんを亡くし、ご本人も病を抱えながら、でもとても強くしなやかに生きられた、そんな印象を持っています。 そして原爆の語り部となられた。 糸島のフリースクール、産の森学舎でもお話し下さりました。 ...
森の中で
少女の撮影をしました。 冬へと移りゆく季節の中、森の中で撮りたいねという彼女のリクエスト。 言葉では語らないけど、向き合ってると、彼女の中に見えてくる物語り。 きっと瞬く間に成長していくだろうけど、またこうして一緒に写真にしようね。 そして、いつか一緒に見返そう。...
写真展「ベトナムのこと」
いよいよ明日から写真展「ベトナムのこと」始まります。 枯れ葉剤の被害を日本に大いに知らしめた、ベトさんドクさんの双子の存在。 分離手術は1988年に行われましたが、兄のベトさんは2007年に26歳で亡くなりました。 ドクさんは結婚され、双子の子どものお父さんになっていま...
萌ゆる新緑の中
「母の還暦のお祝いに家族で写真を撮って欲しい」 とご依頼をもらって、先日、れんげが一面に咲く糸島の里山の中、撮影させてもらいました。 お母様の子どもたちに囲まれて、それはそれは幸せそうで、少女のように輝く笑顔。 一枚いちまい写真を確認していると、こみ上げてきた。...
吸ってはいて、
「週刊金曜日」憲法の特集号に寄せたものから。 97条と合わせた言葉。 日本国憲法に向き合うと、13条にしても、じわじわと母性を感じるのです。 被写体はSeira Uemura。 ーーー 吸って はいて 手をのばす 抱きしめる 踊りだす 吸って はいて 歌いだす ...
10年前の約束
今日はなんと、10年前から予約を下さっていた方の撮影でした。 1冊目の写真集「The Springtime of Life」を出版した頃、ブログへコメントで私の写真が好きだと、 いつか自分が結婚するときは、私に写真を頼みたいと、そう書き込んでくれた人がいた。...
自分を好きでいること
糸島で、「福島からあなたへ」というお話会を開きました。 お話して下さったのは、武藤類子さん。 大好きな大好きな、類子さん。 「類子さんは心が折れそうになることはないですか? これまで、どんな風に乗り越えてきましたか?」 お聞きすると、 「素晴らしい人との出会いがある。 ...
ポートレイト撮影
ポートレイト=肖像写真 他の目的じゃなく、その人を撮る。 人生の転機や、ふと思い立ったとき、その瞬間の表情を切りとり残すことはとても意義深く美しいことだと思っています。 カメラマンの私は、写真を通して向き合うと、一人ひとりの普段見ることのなかった表情やそれまでの時間や思い、...